tag:blogger.com,1999:blog-65298798740668292642024-03-13T22:35:40.749+09:00若手アニメーター育成プロジェクトのブログ文化庁委託事業 平成22年度若手アニメーター等人材育成事業(若手アニメーター育成プロジェクト)の公式ブログです。プロジェクトに関する情報や進捗状況を随時、発信していきます。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comBlogger38125tag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-57405174733457971162011-03-02T00:12:00.000+09:002011-03-02T00:12:50.550+09:00公式HP開設に伴い、公式ブログのURLが変わりました公式HP開設に伴い、ブログのURLを変更しました。<br />
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以後の更新は、<a href="http://wakatesnews.blogspot.com/">http://wakatesnews.blogspot.com/</a> をご確認ください。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-55524254881174353332011-02-18T00:38:00.000+09:002011-02-18T00:38:52.541+09:00報道の予定3月5日(土)からの劇場公開/放送開始を控え、来週はいよいよ完成披露試写会が行われます。<div><br />
</div><div>試写会は、2月24日(木)に行われます。当日は、朝日新聞、産経新聞、東京新聞、毎日新聞、読売新聞など新聞各社さまのほか、NHK首都圏情報センターさんのカメラも入る予定です。</div><div><br />
</div><div>特に支障がなければ、同日夜のニュースで報道される予定と伺っております。首都圏のみの放映かもしれませんが、もしお時間があるようでしたら夜のニュースをチェックしてみて下さいね。</div><div><br />
</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-15746259620759928712011-02-11T00:38:00.000+09:002011-02-11T00:38:06.577+09:00本編素材の納品が完了しました2月10日(木)、プロジェクト参加4作品全てについて、本編素材の納品をいただきました。上映用素材はDCP変換をご担当いただくイマジカさま、放送用素材は毎日放送さまにそれぞれ納品しました。プロジェクトの仕上げは未だこれからですが、取りあえず大きなヤマは越した気がしています。契約書どおり、期限を守っていただいた4作品の制作に携わった全ての方々に御礼申し上げます。<br />
<br />
そんな今日の夜、ふと新宿バルト9の横を通りがかったら、スクリーンに『ニンニンマン』の姿が見えました。予告編の上映、もうしていただいているのですね。嬉しくなって9階ロビーに上がりましたが、ポスターは見あたりませんでした...<br />
<br />
DCP変換は来週火曜日です。再来週はいよいよ関係試写、そして3月には皆さまにお披露目です。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-79042910842122087732011-02-05T00:54:00.000+09:002011-02-05T00:54:38.792+09:00予告動画を公開しました<div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;">お待たせしました。予告動画を公開しました。4社4様、多様な様をご覧下さい。</div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;"><br />
</div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;">Youtube</div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;"> <a href="http://www.youtube.com/watch?v=N6TheFOPbJQ" style="color: #0658b5;" target="_blank">http://www.youtube.com/watch?<wbr></wbr>v=N6TheFOPbJQ</a></div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;"><br />
</div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;">ニコニコ動画</div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;"> <a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm13498530" style="color: #0658b5;" target="_blank">http://www.nicovideo.jp/watch/<wbr></wbr>sm13498530</a></div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;"><br />
</div><div style="border-collapse: collapse; font-family: arial, sans-serif; font-size: 13px;">劇場公開は3月5日(土)からの1週間のみ。どうぞお見逃しなく!</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-83945653449488478852011-02-04T20:46:00.000+09:002011-02-04T20:46:06.673+09:00公式HPを公開しました3月5日(土)からの劇場公開、1ヶ月前ということで、公式HPを公開しました。制作いただいたのは、ポスター・リーフレットと同じく、草野剛デザイン事務所さんです。<div><br />
</div><div><a href="http://janica.jp/pja/">http://janica.jp/pja/</a></div><div><br />
</div><div>今後、内容の充実を図って参ります。予告編ムービーも間もなく公開予定。引き続き、応援よろしくお願いいたします。</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-47291635438290396452011-02-03T23:10:00.000+09:002011-02-03T23:10:04.272+09:00テレビ放映決定!毎日放送さんのご厚意により、テレビ放映が実現しました。<br />
心から御礼申し上げます。<br />
<br />
3月5日から4週連続、深夜26時58分スタートです!<br />
<br />
3月 5日(土)、26時58分~27時28分、1本目 土曜アニメシャワー3段目<br />
万能野菜 ニンニンマン/P.A.works<br />
3月12日(土)、26時58分~27時28分、2本目 土曜アニメシャワー3段目<br />
おぢいさんのランプ/テレコム<br />
3月19日(土)、26時58分~27時28分、3本目 土曜アニメシャワー3段目<br />
キズナ一撃/アセンション<br />
3月26日(土)、26時58分~27時28分、4本目 土曜アニメシャワー3段目<br />
たんすわらし。/Production I.G<br />
<div><br />
</div><div>関西地区の皆さま、TVに劇場にと、存分にお楽しみ下さいませ。</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-42831453403666509702011-02-03T23:06:00.000+09:002011-02-03T23:06:58.442+09:002月3日(木)現在の進捗状況全作品のアフレコも無事終了し、各作品とも、続々とダビング・V編を経て、完成に近づきつつあります。いち早く、IGさまからは『たんすわらし。』の本編納品をいただきました。<div><br />
</div><div>近況について、短信的にご報告します。</div><div><br />
</div><div>○予告編</div><div> 明日、2月4日(金)深夜~翌日にかけ、ニコニコ動画やYoutubeなどにおいて、予告編動画の公開を予定しています。今日午前、イマジカさんで予告編のカラコレ(色温度変換)と編集作業が行われました。各社、15秒ずつの予告編を持ち寄って頂いております。アップロード次第、このブログとツイッター(@DaisukeP)でご報告させていただきますね。</div><div><br />
</div><div>○ポスター・リーフレット</div><div> 明日までに全国の公開8劇場様にポスターおよびリーフレットが到着する見込みです。用意が調い次第、配布や展示などしていただけるものと伺っております。草野剛さん渾身のデザイン、氷川竜介さんによる監督・プロデューサーインタビューを踏まえたあらすじに作品解説がご覧頂けます。</div><div><br />
</div><div>テレビ放映の関連情報は、また記事を改めてご報告します。</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-79320756158931533372011-01-20T00:18:00.002+09:002011-01-27T09:45:57.573+09:00参加作品の声優さんをご紹介しますお待たせしました。若手アニメーター育成プロジェクト、4作品にご参加いただく主な声優の方々をご紹介します。<br />
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アセンション : 『キズナ一撃』<br />
<br />
轟キズナ 安野 希世乃<br />
轟キンタロー 藤原 啓治<br />
轟ゴール てらそま まさき<br />
轟あかね 紗 ゆり<br />
真坂ハナカ 葉山 いくみ<br />
超山エベレスト 小山 力也<br />
金クレヲ 宮澤 正<br />
<br />
<br />
テレコム・アニメーションフィルム : 『おぢいさんのランプ』<br />
<br />
巳之助 神谷 浩史<br />
セツ 清水 理沙<br />
区長 伊藤 和晃<br />
万屋の婆さん 谷 育子<br />
ランプ屋の主人 小形 満<br />
巳之助(老年期) 藤本 譲<br />
巳之助(少年期) サエキ トモ<br />
<br />
<br />
株式会社ピーエーワークス : 『万能野菜 ニンニンマン』<br />
<br />
まりちゃん 早見 沙織<br />
ニンニンマン 森川 智之<br />
ぴーマン 釘宮 理恵<br />
ミルク 井上 喜久子<br />
モモちゃん 高橋 美佳子<br />
ママ(魔魔) 小山 茉美<br />
パパ(羽羽) 樋口 武彦<br />
<br />
<br />
株式会社プロダクション・アイジー : 『たんすわらし。』<br />
<br />
のえる 能登 麻美子<br />
マサ 大浦 冬華<br />
ダイゴロー 松元 惠<br />
ジロキチ 高戸 靖広<br />
タエ 植田 佳奈<br />
ユキ 今野 宏美<br />
ハンペイ 小桜 エツコ<br />
<br />
以上の皆さんです!DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-11057963150392705452011-01-19T20:40:00.002+09:002011-01-19T20:40:56.536+09:00間もなくブログを更新します間もなく、各作品のキャスト情報を公開致します。しばらくお待ち下さい。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-7074204490775062372011-01-06T17:15:00.001+09:002011-01-06T17:15:26.456+09:00アニメ3誌にニュース記事が掲載されますあけましておめでとうございます。<br />
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今年は年末にかけて急に冷え込み、風邪があちこちで流行ったり大雪が降ったりと大変な年越しとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。<br />
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前回のご報告から間が空いてしまいましたが、若手アニメーター育成プロジェクト、各作品とも無事、完成が見えてきました。来週月曜日を皮切りに、各社、アフレコ、ビデオ編集、ダビングと次々に予定が入りつつあります。<br />
<br />
とはいえ、作品づくりは激務。各社各様のご苦労をお聞きしています。作画枚数だけで作品を語ることは出来ませんが、P.A.worksさんとテレコムさん、動画枚数が何れも規定を大幅に超える1万2000枚強。P.A.worksの進行さんからは、「うち(ニンニンマンの制作班)の正月は、旧正月までお預けです」との力強い(?)お言葉がありました。皆さん、本当にお疲れ様です。<br />
<br />
<br />
さて、明日発売の月刊アニメージュ、月刊Newtype、アニメディアの3誌において、若手アニメーター育成プロジェクトに関するニュース記事をご掲載いただけることとなりました。機会があれば、お手にとって探してみて下さい。<br />
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そうそう、あともう1つ。劇場公開後、毎日放送さんでテレビ放映の見通しとなりました。詳細が決まりましたら、またこのブログでお知らせします。<br />
<br />
次回更新では、各作品の声優さんをご紹介できると思います。どうぞお楽しみに。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-36321038863653574052010-12-18T08:01:00.001+09:002010-12-18T08:17:15.999+09:00劇場用ポスターのデザイン今年も残り少なくなりました。先日ご紹介したお披露目上映会まで、もう3ヶ月ありません。<br />
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上映をする場合、普通ならそれなりに広告を出したりメディアミックス的にコミックスを出したり、今であればそれなりの方法があります。しかし、今回のお披露目上映はこの秋、ティ・ジョイさんからのお申し出により、実現することになったもの。いわゆる公共事業であるこのプロジェクトでは、プロジェクトが始まった時点で、既に基本的に大方の予算配分が決まっています。<br />
<br />
というわけで、お披露目上映会のプロモーションは基本的に「お金をかけない(かけられない)」方法によることとなりました。具体的には、<br />
<br />
<ol><li>劇場にポスターを貼っていただく</li>
<li>公開の暫く前から、上映館で予告編を流していただく</li>
<li>公開の暫く前から、上映館でリーフレットを配布していただく(5,000枚×8館程度)</li>
<li>公開の暫く前から、ニコニコ動画やYoutubeで予告編を公開する</li>
<li>主要アニメ誌にニュースとして取り上げていただく</li>
<li>主要媒体(新聞・テレビなど)にニュースとして報道いただく</li>
</ol><br />
といった方法を考え、実行に移しています(他にも良いアイディアがあれば、TwitterでDaisukeP宛、ご提案下さい!)。<br />
<br />
今回は、1番、劇場用ポスターの絵柄についてご紹介します。ご紹介している画像は、デザイナーの草野剛さんから最初にご提案いただいたものです。なお、画像中の絵柄やコピー等はおよそのイメージを掴むための仮のものです。<br />
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<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://4.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TQvrR53cO5I/AAAAAAAAANc/5I99P4afDbo/s1600/wakate_AD_10-11-22.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="580" src="http://4.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TQvrR53cO5I/AAAAAAAAANc/5I99P4afDbo/s640/wakate_AD_10-11-22.jpg" width="640" /></a></div><br />
<br />
絵コンテやキャラ設定等の素材をお渡ししてから、1週間後にはこれだけのバリエーションをご提案いただきました。プロジェクトでは、これらのデザイン案を叩き台にして、各作品のプロデューサーさん、監督さんなどと打合せを行いました。現在、この中の1つをベースに、絵柄のクリンナップ作業やデザインの追い込みなどが行われています。<br />
<br />
しかし、プロのデザイナーさんというのは凄いものです。お仕事のスピードもさることながら、打合せの際、関係者の方のコメントや要望に応え、あれやこれやと柔軟な提案がその場で出てくることにも唸らされました。多くの引き出しがあって、それをクライアントの要望に応じながらスムーズに開け閉めできるのがプロのデザイナーさんなのでしょう。そして、そういったコミュニケーションを通じて、それまで誰も至っていなかった、何かより良いものを見いだす喜び。それが、打合せの意味なのだろうと感じました。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-52101117165148138252010-12-15T23:58:00.000+09:002010-12-15T23:58:15.701+09:00お披露目上映会のプレスリリースを公開しました先の投稿でご紹介したお披露目上映会について、本日、ティ・ジョイさんと共同でプレスリリースを公開いたしました。<br />
<br />
<a href="http://www.janica.jp/press/press101215.pdf">http://www.janica.jp/press/press101215.pdf</a><br />
<br />
お披露目上映会やキャストを含めた作品紹介については、1月発売の主要アニメ誌でもご紹介いただける見通しです。<br />
<br />
今日は、アセンションさんの「キズナ一撃」で動画をご担当いただくWish、じゃんぐるじむ、4℃さんにお邪魔してきました。多くの動画アニメーターの皆さんとお会いして、改めてアニメは集団作業の賜物であることを実感しました。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-7936099032162079002010-12-01T14:24:00.004+09:002010-12-02T21:40:44.987+09:00作品の上映館が決まりました11月5日の記事でご紹介した作品の上映、この度、上映館が決まりました。<br />
<br />
------------<br />
<b>一般お披露目上映会</b><br />
<br />
<b>上映作品</b><br />
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<b>キズナ一撃</b><br />
キズナを倒せば一億円。世界格闘技チャンピオンを倒した轟キズナに<br />
賞金がかけられた。だけど、キズナは13歳の女子中学生。学校にも<br />
行かなきゃならないし、やってくる挑戦者にも勝ち続けなければいけない。<br />
前代未聞!本格格闘ファミリーギャグ。<br />
制作:アセンション(『カラフル』)/監督:本郷みつる。<br />
<br />
<b>おぢいさんのランプ</b><br />
文明開化の明治時代、村にランプを広めて夜を明るくしようと決意<br />
した13歳の少年。だが、村人たちは新しいものをなかなか受け入れ<br />
ようとはしなかった。<br />
「ごんぎつね」で知られる新美南吉の童話をアニメ化。<br />
制作:テレコム・アニメーションフィルム(『ルパン三世 カリオストロの城』<br />
『もやしもん』)/監督:滝口禎一<br />
<br />
<b>万能野菜 ニンニンマン</b><br />
まりちゃんが大嫌いな食べ物を食べると、ニンニンマンが現れた!<br />
ニンジン、ピーマン、牛乳が《お化け》に変身。へんてこな魔法を<br />
使って、まりちゃんのトラブルを解決しようと活躍する。<br />
家族で楽しめる、笑いと涙のハートフルな魔法アニメ。<br />
制作:P.A.WORKS(『true tears』『Angel Beats!』)/監督:吉原正行<br />
<br />
<b>たんすわらし。</b><br />
アパート住まいのOL・のえるの元に、親から送られてきた和だんす。<br />
その中から次々と子どもたちが現れて、大騒動が巻き起こる。<br />
彼らは「たんすわらし」だった……。シンプルなキャラクターで描く<br />
不思議な笑いのドタバタ日常ドラマ。<br />
制作:Production I.G(『イノセンス』『東のエデン』)/監督:黄瀬和哉<br />
<br />
以上、4作品のオムニバス上映、各23分30秒~24分30秒程度、上映時間約100分<br />
<br />
<b>上映館(予定):</b><br />
新宿バルト9、横浜ブルク13、T・ジョイ大泉、広島バルト11、T・ジョイ京都、<br />
T・ジョイ新潟、T・ジョイ博多、梅田ブルク7(以上、計8館)<br />
<br />
<b>上映期間:</b><br />
平成23年3月5日(土)から同月11日(金)まで、1日2回(朝夕)<br />
<br />
<b>鑑賞料金(予定):</b><br />
一般1000円、大学・高校・専門学校生800円、中学生以下500円<br />
※ 本上映は興行ではなく、プロジェクトの広報活動の一環として行うものです。<br />
収入はフォーマット変換や貸館代等、上映に伴う実費に充当いたします。<br />
<br />
備考:<br />
※1 上映館では、草野剛さんデザインによる劇場用ポスターを展示します。<br />
※2 上映館では、草野剛さんとアニメ評論家・氷川竜介さんらによるリーフレット<br />
(作品紹介とプロジェクトに関する情報を掲載、B5版・2つ折り・4頁)を配布<br />
する予定です(数量限定)。<br />
※3 上映館では、鑑賞いただいた皆さまにアンケートをお願いする予定です。<br />
------------<br />
<br />
プロジェクトの成果を是非、確かめに来ていただきたいと思います。多くの皆様にご来場<br />
いただければ、来年、この事業が継続できる場合、当初から劇場公開を踏まえた計画を<br />
組むことができるようになるかもしれません。<br />
<br />
詳細については、今後、本ブログのほか、新聞やアニメ誌等のご協力をいただきながら、<br />
都度、ご報告して参ります。プロジェクトへのご参加をお待ちしております。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-8489691536292803422010-12-01T11:39:00.003+09:002010-12-01T21:00:11.848+09:00全体講義 第3回のご紹介<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"></div><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: 13px;">11月18日(木)・19日(金)の2日間にわたり行われた、第3回全体講義の概要をお伝えします。</span><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TPY4TdNJ_pI/AAAAAAAAANY/HkIr0Au1FVM/s1600/%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F+032_.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TPY4TdNJ_pI/AAAAAAAAANY/HkIr0Au1FVM/s1600/%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F+032_.jpg" /></a></div><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: 13px;"><br />
</span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: 13px;">各2日ずつで全3回を予定していた全体講義も今回で全日程が終了、最終回となる今回は、育成検討委員の</span><br />
<div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">川元利浩さんによるパース講座と、プロジェクトに参加した若手アニメーターの皆さんが参加しての討論会を</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">中心にカリキュラムが組まれました。</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">------------</span></span></div><div style="text-align: left;"></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">11月18日(木)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 12:30~13:30<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>全体講義アンケートへの回答</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 報告者:神村幸子(育成検討委員会)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 13:40~16:50<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>講義『パース講座』</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 講師:川元利浩(ボンズ・育成検討委員)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 17:05~<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>若手アニメーターヒアリング(P.A.works)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">11月19日(金)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 10:00~12:00<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>サムネイルを見る</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 進行:神村幸子(PM、育成検討委員)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 13:10~16:10<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>討論『アニメーター職種の未来について』</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 進行:後藤隆幸(I.G、育成検討委員)</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"> 16:20~17:20<span class="Apple-tab-span" style="white-space: pre;"> </span>アンケート記入</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">------------</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span></div><div style="text-align: left;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">初日の1コマ目「全体講義アンケートへの回答」は、プロジェクト開始当初、プロジェクトに参加される若手アニメーターの皆さんにお願いしたアンケートに対する育成検討委員会からのコメントをお話しいただきました。全体講義のカリキュラムは、育成検討委員会(IG・後藤さん、ボンズ・川元さん、夢幻館・椛島さん、神村幸子さん)で検討し、お決めいただいたものです。カリキュラムの決定に際し、受講される若手アニメーターの皆さんのご要望も可能な限り、取り入れたいということでアンケートを行いました。この講義では、アンケートに書かれた質問、意見について、育成検討委員会が応えるという形で意見交換を図りました。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: 13px;"><br />
</span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: 13px;">初日2コマ目はパース講座です。ボンズの中核で、育成検討委員もお願いしている川元さんにお願いすることができました。</span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">2日目の1コマ目では、これまで12週間にわたって各週1つずつ、若手アニメーターの皆さんからご提出いただいたサムネイル課題を机上に揃え、若手アニメーターの皆さんで回覧していただきました。今回、サムネイル課題の提出をお願いしている若手アニメーターは4社で計32名。それぞれ12課題をお願いしていますので、カット数は合わせて384となります。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">育成検討委員にはこの全カットについて、初日の講義が終わった後、18時から22時過ぎまで4時間以上をかけてチェックいただき、「よい」と思うカットにそれぞれシールを貼っていただきました。委員は4人ですので、全員が「よい」と思ったカットには4つのシール、1人だけなら1つのシールといった具合です。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">384カット全てを並べるのは難しいということもあって、講義では上位の約半数を並べ、これらのサムネイルを書いた若手アニメーターの皆さんに見ていただきました。サムネイルには所属社名と個人名も記載されています。若手アニメーターの方々からは、「自分のサムネイルに4つの星が付いているのを見て、とても嬉しかった」「他の若手が、自分とは異なる解釈で描いたサムネイルを見るのがとても参考になった」などの声が上がっていました。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">2日目の2コマ目は討論会。右手の写真にあるように、若手アニメーターの皆さんに車座になっていただき、育成検討委員の後藤さんによる司会で途中休憩を挟み、約3時間にわたって意見交換をしていただきました。若手アニメーター全員から感想と要望を寄せていただきつつ、それぞれに育成検討委員やプロマネから回答、または意見を寄せるなどし、最後はこれからを担う若きアニメーターとして、先輩や国に何を望むかといったことについても意見をいただきました。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">最後のアンケートは、ある意味この事業の総括り。プロジェクトの主役である若手アニメーターの皆さんから、相当詳細な声をいただくため、A4版9ページに及ぶ調査表にご記入いただきました。頂戴した調査表を見ると、今後の取り組みを行う際に活かしていこう、と思うだけの丁寧で前向きな意見を多く寄せていただいておりました。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;">全体講義を終えたことにより、OJTとOff-JTというプロジェクトのコア部分はある意味、無事終了したということができます。しかし、作品づくりはこれからが最後の追い込みです。幸いにして、多くの皆様のご厚意を得て、作品を多くの方に観ていただく機会を確保することができました。作品が多くの方の目に触れ、評価を経ることにより、プロジェクトに参加いただいたアニメーターを含めたスタッフの皆さんの意識とモチベーションが高まっていくものと思います。その意味では、作品が無事完成し、上映・放送が実行されるまで、プロジェクトは終わりません。プロジェクト事務局一同も、それまで関係者の皆様と一緒により良い運営を心がけていきたいと考えています。</span></span><br />
<span class="Apple-style-span" style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: small;"><span class="Apple-style-span" style="font-size: 13px;"><br />
</span></span></div><div style="font-family: 'Trebuchet MS', Trebuchet, Verdana, sans-serif; font-size: 13px;"><br />
</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-78022509371615614412010-11-23T17:52:00.000+09:002010-11-23T17:52:31.416+09:00全体講義 第2回のご紹介<div class="separator" style="clear: both; text-align: left;">10月7日(木)・8日(金)の2日間にわたり行われた、第2回全体講義の概要をお伝えします。<br />
<a href="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TOt6grpEeAI/AAAAAAAAANQ/97sXvn_dKTg/s1600/%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F+026+s.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="240" src="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TOt6grpEeAI/AAAAAAAAANQ/97sXvn_dKTg/s320/%25E7%2594%25BB%25E5%2583%258F+026+s.jpg" width="320" /></a><br />
<br />
全体講義の第2回目は、作画工程真っ盛りの10月初旬、7日(木)・8日(金)の両日に渡って行われました。カリキュラムは次のとおりです。<br />
<br />
------------<br />
10月7日(木)<br />
13:00~14:30 講義『産業構造、職業倫理、コスト意識、スケジュール管理等について』<br />
講 師:堀川憲司(P.A.works代表取締役)<br />
14:40~15:10 報告『第1回グループミーティングのまとめ』<br />
報告者:深井利行(ヒアリング委員)<br />
15:10~15:30 グループミーティング/説明<br />
15:30~17:20 グループミーティング(途中休憩1回)<br />
『制作工程の問題と分析、対策』<br />
17:30~19:00 若手アニメーターヒアリング(4社全て)<br />
<br />
10月8日(金)<br />
10:00~11:00 講義『アフレコの概論、基礎知識、声優が困る作画等』<br />
講 師:佐藤正治(声優、青二プロダクション)<br />
11:10~12:30 講義『演技指導・概論から』<br />
講 師:佐藤正治(同上)<br />
13:30~15:10 講義『演技指導』<br />
講 師:佐藤正治(同上)<br />
15:20~17:00 講義『演技指導』<br />
講 師:佐藤正治(同上)<br />
------------<br />
<br />
初日のテーマは、アニメーターとしての立場を離れたプロデューサーの視点から、商業アニメーターにとっての「仕事」である”アニメーション制作”を学び、長く働くことのできるアニメーターとはどのようなアニメーターかを考えよう、というものでした。講師をお願いしたP.A.worksの堀川社長からは、「スタジオ経営者が20代、30代、そして40代のアニメーターに求めること」など、日頃は耳にすることのない率直なコメントを伺うことができました。<br />
<br />
2日目は打って変わって、”演技”です。良いアニメーターは良き演技者であるともいわれます。しかし考えてみれば、俳優や声優といった演技そのものを探求する職業があるように、演技とはそれ自体が精妙で奥深いものです。アニメーターは普段からモノの動きやヒとの仕草といった万物に対する観察を怠らないといいます。しかし、仕事以外でも演劇などをされることの多い声優さんと異なり、演劇をすることを趣味にしているアニメーター、という話はほとんど聞きません。<br />
<br />
そこで、今回はベテラン声優である佐藤正治さん(青二プロ所属)に講師をお願いし、簡単な演技指導の後、若手アニメーター全員が実際に小グループに分かれて演技をしてみる、という講義を行いました。なお、事業を始めるに当たって若手アニメーターの皆さんに出していただいたアンケートでも、演技指導は希望する項目の上位に挙げられていました。<br />
<br />
台本を手に、舞台で身振り手振りを交えつつ、最初は慣れない演技に戸惑っていた若手アニメーターの皆さんですが、とても良い刺激になった様です。受講を終えた皆さんからは、「明日からの仕事に役立つ」「非常に勉強になった」など、とても好評を博していました。<br />
<br />
全体講義も、最終となる第3回が先週、11月17日(木)・18日(金)の両日に無事、終了しました。また記事を改めてご報告します。<br />
</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-71285553743517760422010-11-05T10:40:00.001+09:002010-11-10T19:09:34.983+09:00作品の公開について(上映)前回記事でご案内した読売新聞、10月22日(金)夕刊に無事掲載されました。とはいえ、記事の掲載は各地方のご判断もあるということで、関東では各社キービジュアルを含めた大きな取り扱いをいただいたものの、私の住んでいる大阪版には掲載がなかった模様です...<br />
<br />
さて、記事でもご紹介をいただきましたが、若手アニメーター育成プロジェクトで製作中の4作品、来春3月、劇場でお披露目上映会を行うことができる運びとなりました。この上映会は、新宿バルト9など、日本全国でシネマコンプレックスを運営される株式会社ティ・ジョイ様のご厚意により、実現できることとなったものです。上映館は、全国10館程度を軸に調整中です。上映は約1週間程度を予定しております。詳細は、確定次第改めてご案内させていただきます。<br />
<br />
上映に際して必要な劇場ポスター、チラシ等については、デザイナーとして草野剛さんにご参加いただけることとなりました。草野さんは、劇場版機動戦士ガンダム00、スタードライバー、鉄コン筋クリート、劇場版イヴの時間など、多くのアニメ作品にも関わっておられる気鋭のデザイナーさんです。<br />
<br />
関係者以外の方々への上映は、プロマネの私自身、今年5月のプロジェクト発足当初には考えてもおりませんでした。作品を制作する以上、作品をご覧いただく機会を確保したいとは考えていました。しかし、プロジェクト計画書をお読みの方は先刻ご承知のとおり、当初想定していたのはNHKさんによる放映のみでした(残念ながら、NHKさんによる放映は先方のご事情により、今年度は実現されないこととなりました。)。<br />
<br />
今回の上映は、ティ・ジョイさんからのご提案により、実現することとなったものです。ティ・ジョイさんとの最初の接点は、関係試写会会場である新宿バルト9の貸館交渉でした。その際、若手アニメーター育成プロジェクトの概要についてもご案内を差し上げたところ、先方から「非常に意義ある取り組みだと思うので、是非ご協力したい」とのご提案をいただきました。<br />
<br />
ティ・ジョイさんの上映館は全てデジタルシネマですので、上映に際していわゆるフィルムのプリント費用は生じません。しかし、プロジェクト作品はテレビ放映を想定していたため、納品素材は劇場用の素材、すなわちDCP(デジタル・シネマ・パッケージ)と異なります。したがって、上映のためにはフォーマットの変換が必要です。これは一例ですが、上映会の実現には、DCP変換、頒布用チラシや劇場ポスターの制作費用等、当初想定していなかった種々の手当が必要です。<br />
<br />
しかし、貴重な公金を費やして制作され、かつ、多くのスタッフの皆さんの努力の結晶である作品を、広く皆さんにお披露目し、更には作品に対する評価という形で作品をご覧いただいた皆さんにもプロジェクトにご参加いただけることを思えば、多少の手間暇や費用など、全く問題になりません。幸い、文化庁としてもこの新たな取組みは好ましいことであると応援いただくことができました。<br />
<br />
作品が無事完成するか、実際に多くの皆さんに劇場まで足を運んでいただけるのか等々、不安は多々あります。しかし、ティ・ジョイさん、文化庁さん、草野さん、読売新聞さんその他のメディア、それにプロジェクト参加4社等々、多くの皆さんがこの件にもご協力下さっています。私たちプロジェクト事務局も、今できることに全力で取り組んで参ります。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-25072506295048850312010-10-21T23:45:00.001+09:002010-10-21T23:45:01.095+09:00読売新聞夕刊(10月22日(金))に記事が掲載されます10月も間もなく最終週、各社の制作も佳境を迎えつつあります。進捗の早い社では、担当カットが全て終わった中堅原画さんも出始めました。音響打合せやキャスティング等も進みつつあります。<br />
<br />
さて、明日、平成22年10月22日(金)の読売新聞・夕刊で報道いただける運びとなりました。10月15日(金)、富山のPAを除く3社をご取材いただいた内容が掲載されるかと思います。また、プロジェクトで制作される作品の公開についても案内があるかと思います。<br />
<br />
ものが新聞なだけに、ぎりぎりまで実際に掲載されるか不安な部分もありますが、私も一読者として楽しみにしています。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-44585765395627266772010-10-13T16:05:00.001+09:002010-10-13T19:14:13.345+09:00各社ラインの進捗状況(9月末現在)10月に入り、早い社では既に動画が上がりはじめています。この機会に、プロジェクトの側で求めている以上の取組みをされている社もあります。各社の進捗状況についてご紹介します。<br />
<br />
------------<br />
<br />
『おぢいさんのランプ』/テレコム・アニメーションフィルム<br />
<br />
8月23日(月)の作打ち以降、アニメーターの大塚康生さんによるご講義やアニメーション制作ソフトウェアであるToonBoomに関する講義など、独自の社内講義を企画・実施しつつ、順調に制作を進めておられます。スタジオには資料用の和装、わらじはもちろん、ランプの現物があったり、あれやこれやの歴史資料が積まれています。スタッフの皆さんのこだわりと熱意が伺えます。<br />
先月末にご提出いただいた集計表によれば、レイアウトチェックを経た原画上がりは既に131カット(総カット数約350カットの予定)、動画も3ケタ枚数に上っているとのことです。<br />
<br />
<br />
『キズナ 一撃』/ascension<br />
<br />
アニメーターの仕事である「アニメ」の根源的な部分の意識を明確にすることを目的として、本郷監督のセレクションによる過去の名作アニメ作品を定期的に鑑賞するなど、こちらも独自の工夫を懲らしつつ、制作を進めていただいております。<br />
<br />
こちらは総カット数約310カットのうち、9月末までにレイアウトチェックを経たのが67カット、動画もテレコムと同じく3ケタが上がっているとのことです。<br />
<br />
<br />
『たんすわらし。』/Production I.G<br />
<br />
制作期間中の9月に国分寺から三鷹への社屋移転を経る等、プロジェクト外のご苦労もあって、4社の中で一番苦戦しておられます。10月12日現在、総カット数約270カット程度のうちレイアウトチェックを経たのは未だ40カットに留まっています。<br />
<br />
しかしながら、黄瀬監督も大分イメージが固まり、調子がでてきたご様子。先週行われた音響打合せでは、早くも作品の主題歌のデモテープを聞くことができたのですが、その際にも作品のイメージをきちんと語っておられたのが印象的でした。比較的ゆったりした進行で余力を残したスタッフの皆さんの追い込みに期待したいと思います。<br />
<br />
<br />
『万能野菜 ニンニンマン』/P.A.works<br />
<br />
吉原監督だけでなく、普段は東京の担当制作さんまでもが期間中は富山本社に詰めておられることにも現れているとおり、非常に熱心に取り組んでいただいています。レギュレーションにはない個別講義についても、8月中には4回の社内講義を。また、日常的に3DL/Oシステムを利用した、L/O講義を実施される等、独自の工夫もしておいでです。<br />
<br />
9月末現在、総カット数約345カットのうち、88カットがレイアウトバックされている状況とのことです。<br />
<br />
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<br />
次回更新では、10月に行われた全体講義(第2回/全3回)の様子をご報告する予定です。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-82499297657081532142010-09-23T09:21:00.002+09:002010-09-23T09:22:40.764+09:00他事業紹介:『アニメ・スピードピッチin Tokyo 2010』/公益財団法人ユニジャパン今回は、若手アニメーター育成プロジェクト以外で、日本のアニメ/アニメーター・演出のために行われている取組みをご紹介します。<br />
<br />
『アニメ・スピードピッチin Tokyo 2010』は、「北米大手テレビアニメーション会社で企画開発を担当するプロデューサーに対して、日本のクリエイターが直接、自分の企画を提案・プレゼンする」という事業です。具体的には、監督または監督志望のアニメーターや演出などの個人クリエーターらから企画を募集し、そのうち60組について、東京都内に招いた北米の大手テレビアニメ会社の企画開発担当プロデューサーらに対して直接、自分の企画を売り込む機会をセッティングされるそうです。運営は公益財団法人ユニジャパンで、経済産業省との共同事業とされています。<br />
<br />
※ ユニジャパンの募集案内<br />
<a href="http://www.unijapan.org/news/unijapan/speedpitch.html">http://www.unijapan.org/news/unijapan/speedpitch.html</a><br />
※ この事業に関する報道<br />
<a href="http://animeanime.jp/news/archives/2010/09/post_1343.html">http://animeanime.jp/news/archives/2010/09/post_1343.html</a><br />
<br />
募集期間はタイトで、応募締切は来週末、平成22年9月30日(木)とされています。ただし、応募時には企画の提出は不要ということですので、企画の準備はもう少し時間がありそうです。プロデューサーへのプレゼン時間も、1社あたり約6分程度と限られていますので、この段階で企画資料の分量は要求されていないように思われます。もちろん、通訳はプロジェクト側で準備されるとのこと。<br />
<br />
今年度から新たに始まった事業ということで、売り込んだ企画の秘密保持や企画が採用された場合の権利の取扱い等、詳細が明らかになっていない部分もあります。しかし、これらは本来的には、当事者間の交渉により解決されるべき事柄です。肝心なのは、個々のアニメ制作に携わるクリエーターが、自ら温めた企画を形にするチャンスが増えるということでしょう。この事業を通じて企画が採用された場合、監督の適正な権利がきちんと保持されるよう、形になった後のサポートも期待したいですね。<br />
<br />
この事業を通じて、新しい才能が世に出ることを楽しみにしたいと思います。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-8806110141022280242010-09-17T15:53:00.005+09:002010-09-27T12:24:34.781+09:00「ご意見を承る会」のご案内お待たせしました。予てお知らせしておりました「ご意見を承る会」について、以下の要領で開催できる運びとなりました。<br />
<br />
これは、若手アニメーター育成プロジェクトに関するご意見・ご要望を頂戴し、今後のプロジェクト運営及び同種の取り組みに反映させていくための取り組みです。お預かりしたご意見は、文化庁をはじめ、関係諸機関にもお伝えして参ります。皆様ご多用とは存じますが、どうぞ奮ってご参加下さい。<br />
<br />
1.アニメーション制作会社等、関係事業者様向け(事前登録制)<br />
日時:10月18日(月) 13:30~15:30(開場:13:15)<br />
場所:練馬産業会館<br />
※最寄り駅:練馬駅徒歩8分(都営大江戸線・西武池袋線)<br />
<br />
2.アニメーター・演出等、関係個人様向け(事前登録制)<br />
日時:11月25日(木) 13:30~15:30(開場:13:15)<br />
場所:練馬産業会館<br />
※最寄り駅:練馬駅徒歩8分(都営大江戸線・西武池袋線)<br />
<br />
3.備考<br />
参加を希望される方は、下記URLより事前のご登録をお願いします。開催日の1週間前ころを目処に確認のメールをお送りします。なお、希望者多数の場合は定員に達し次第、募集を締め切らせていただく場合がございます。悪しからずご了承下さい。<br />
個人情報保護のため申込みフォームにはSSLを使用しています。当団体のサーバの契約上ドメインが異なりますが、実体はJAniCA管理の同一サーバとなっておりますのでご安心ください。<br />
<br />
事業者様向け <a href="http://p.tl/e5aS">http://p.tl/e5aS</a><br />
<br />
個人様向け PC:<a href="http://p.tl/ri-K">http://p.tl/ri-K</a><br />
携帯:<a href="http://p.tl/tRKy">http://p.tl/tRKy</a><br />
<br />
お問い合わせ<br />
プロジェクト事務局 担当:大坪(ohtsubo@janica.jp)DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-26844834989786493452010-09-12T23:30:00.000+09:002010-09-12T23:30:59.567+09:00全体講義 第1回のご紹介8月20日(金)・21日(土)の2日間にわたり行われた、全体講義の概要をお伝えします。<br />
<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TIzbMu-pq_I/AAAAAAAAANI/YCzIFXnUKuI/s1600/DSC00039.JPG" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="480" src="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TIzbMu-pq_I/AAAAAAAAANI/YCzIFXnUKuI/s640/DSC00039.JPG" width="640" /></a></div><br />
<br />
今回の講義は、合計3回・各回2日ずつ行われる全体講義の1回目です。若手アニメーター育成プロジェクトはOJT、実際に作品制作を行う過程でのトレーニングを主としています。OJTとは別に、これを補足するため行われるのが全体講義です。あえて「全体」講義と呼んでいるのは、制作期間中、各社がそれぞれ工夫をされた個別講義を行っておられるため、これらと区別する趣旨です。<br />
<br />
先ず、全体講義のカリキュラムをご紹介します。<br />
<br />
<br />
8月20日(金)<br />
13:00~14:00 事業説明<br />
14:00~14:10 サムネイル課題の描き方<br />
14:30~16:30 講義『アニメーターの技術とは』井上俊之(アニメーター)<br />
16:45~17:45 講義『アニメーター用語の豆知識』<br />
<br />
8月21日(土)<br />
10:00~11:30 講義『契約の基礎・社会知識等』<br />
13:00~13:30 説明『グループミーティングについて』<br />
13:30~15:10 グループミーティング<br />
[解 散]<br />
15:30~17:30 若手ヒアリング(P.A.worksのみ)<br />
<div><br />
</div><div>各チームの若手アニメーターは、これら全てについて出席していただくようお願いしました。P.A.worksさんは、富山からバスを仕立てていただくなどして、若手原画12名を含む総勢19名にご参加いただきました。</div><div><br />
</div><div>全体講義のような座学は、それを受講したからといって直ぐに技術が身についたりする類のものではありません。にも関わらず、わざわざ作業を止めてまでお越しいただいた狙いは、各チームの枠を超え、プロジェクトに参加している全ての若手アニメーターの皆さんに同期であるという意識を持っていただくと同時に、他にも3つのチームが同様の制作をされていることに直接触れてもらい、健全な競争意識を養っていただくことにあります。</div><div><br />
</div><div>とはいえ、普段慣れない座学、それも小難しい事業や法律の説明などが多かったので、実施する前は寝てしまう方が続出するのではないかと心配しました。しかし、これは杞憂でした。皆さん、非常に集中して講義を受けていただき、居眠りなどはほとんどありませんでした。</div><div><br />
</div><div>また、同期意識を養っていただくために実施したグループミーティングも好評でした。グループミーティングは、アニメーターとしての将来のキャリアをどのように考えるかなどについて、各チームのスタッフをシャッフルして、5人前後のグループに分けて行いました。とりわけ、普段、他社の若手に接する機会の少ないP.A.worksの若手アニメーターの皆さんからは、「自分たちだけの悩みかと思っていたことが、そうではないことが分かってほっとした」等といった声が聞かれました。</div><div><br />
</div><div>なお、初日に行われたアニメーター・井上俊之氏による講義は、事前に各社から頂戴した「プロジェクトに参加している以外のスタッフも聴講させたい」との声にお応えした結果、全部で120名程度という多くの方々の参加をいただきました。JAniCA会員である若手についても、応募のあった数名にご参加いただくことができました。</div><div><br />
</div><div>全体講義の残り2回は、10月と11月にそれぞれ行う予定です。</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-1225640924888550502010-09-01T16:21:00.001+09:002010-09-01T16:26:34.987+09:00各社ラインの進捗状況(9月1日現在)9月を迎え、プロジェクト参加各社の制作ラインもいよいよ動き始めました。厳しいスケジュールの中、本当に皆さん、よく頑張って下さっています。各社の進捗状況についてご紹介します。<br />
<div><br />
</div><div>------------</div><div><br />
</div><div><b>『おぢいさんのランプ』/テレコム・アニメーションフィルム</b></div><div><br />
</div><div>8月23日(月)に初回の作打ちが行われました。既に脚本、絵コンテ、キャラクター設定、美術設定もご提出をいただいています。キャラクターと美術は1冊の設定資料集という形で、そのまま出版できそうなくらい、綺麗にまとめていただきました。和装が主ということで、帯の位置や和服の装いなど、丁寧な作画注意事項が添えられるなどしています。</div><div><br />
</div><div>作打ちには育成プロマネの神村と担当ヒアリング委員の森田も同席をさせていただきました。私も先週末、既に一連の作打ちが終了し、作画作業が開始されたスタジオにお邪魔してきました。スタジオ奥の一角がプロジェクトチームの作業場に割り当てられており、滝口監督をはじめ、メンバーの方々がおられました。資料写真等を見ながらより詳細な設定を起こしている方、レイアウトを取っている方等々、皆さんがそれぞれの作業をしておられました。紙に書いたプロジェクトがこうして形を得つつあるのを見て、なんだかとても不思議な印象を受けました。</div><div><br />
</div><div>テレコムさんの若手原画はテレコムさんだけでなく、スタジオコメットさんからも3名のご参加をいただいております。担当制作さんは「いずれも意欲があり、社内の若手にも良い影響を与えてくれると思う」と話しておられました。</div><div><br />
</div><div><br />
</div><div><b>『キズナ 一撃』/ascension</b></div><div><br />
</div><div>8月23日(月)に初回の作打ちが行われました。まだ絵コンテの全ては上がっていませんが、できあがった前半パートから作画作業は始められていると聞いています。絵コンテも完成見込みと聞いており、進捗は順調です。作打ちには、同じく神村と担当ヒアリング委員の深井、それに事務局長の大坪が同席させていただきました。</div><div><br />
</div><div>大坪の報告によれば、本郷監督はプロジェクトの趣旨を踏まえ、とても意欲的で熱心な指示等をされたということでした。キズナは、選定評価委員会において、「アニメーターが描きたくなる企画」等として、その作品的魅力がとても高い評価を受けた作品です。絵コンテを拝読するのを楽しみにしています。<br />
<br />
なお、アセンションさんの若手原画もテレコムさん同様、Wishさんから3名、ボンズさんから2名のご参加をいただいています。プロジェクトにご参加いただける数には、残念ながら限りがあります。その枠を越え、プロジェクトを広くご利用いただけるのは有り難いことです。</div><div><br />
</div><div><br />
</div><div><b>『たんすわらし。』/Production I.G</b></div><div><br />
</div><div>明日、9月2日(木)に初回の作打ちが行われる予定です。明日の作打ちには、私と担当ヒアリング委員の谷津が同席します。I.Gさんは、9月半ばに国分寺から三鷹への社屋移転も控えておられます。一時はこのまま、移転終了まで作画インがずれ込むのではとも危惧しましたが、幸い杞憂に終わりました。</div><div><br />
</div><div>私自身は絵コンテの善し悪しを見分ける目を持ちませんが、一読して非常に良い印象を受けました。平田さんの原案を黄瀬さんがデザインされた丸みのあるキャラクターも魅力的です。</div><div><br />
</div><div><br />
</div><div><b>『万能野菜 ニンニンマン』/P.A.works</b></div><div><br />
</div><div>8月26日(木)に初回の作打ちが行われました。こちらも既に脚本、絵コンテ、キャラクター設定をいただいています。現時点で本編絵コンテは345カット・140ページ。349カット・178ページのテレコムさんより量は少なめですが、全体を通じて密度が高く、生き生きしたキャラクターが魅力的です。</div><div><br />
</div><div>PAさんではプロジェクトを機に社内講義をされるなど、プロジェクトの求める内容を越え、プロジェクトをご活用いただいております。作画期間中は、普段東京におられる吉原監督も富山のスタジオに詰めておられるそうです。尺(作品の長さ)が少々心配ですが、これも完成が楽しみです。</div><div><br />
</div><div>------------</div><div><br />
</div><div>次回更新では、8月に行われた全体講義(第1回/全3回)の様子をご報告する予定です。</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-279099130593925232010-08-10T18:55:00.002+09:002010-08-10T23:02:48.715+09:00企画紹介:「おぢいさんのランプ」/テレコム・アニメーションフィルム<div style="margin: 0px;">企画紹介の最後は、株式会社テレコム・アニメーションフィルムさん、「おぢいさんのランプ」(滝口禎一監督)です。なお、ご紹介する情報は全て現時点の内容であり、今後予告なく変更されることがあることを予めお断りいたします。</div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;">------------</div><div style="margin: 0px;"><span class="Apple-style-span" style="font-family: inherit;"><b>あらすじ</b></span></div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;">原作は、新美南吉「おぢいさんのランプ」です。<br />
<br />
まだ日本に電燈というものがない頃のはなし、ランプという照明器具がやっと村々に普及し始めたころのはなしです。<br />
<br />
巳之助少年は、初めて行った町で、夜の闇を明るく照らすランプを見つけます。彼は、「そうだ!!このランプを村に広め、村の生活を明るく灯してやろう」そして、身を立てようと思い立ちます。頑迷な村人たちは、始めはランプを手にしようとはしませんでした。そこで巳之助は、そのランプを村で一軒だけの雑貨屋に預けることにしました。雑貨屋の店先に吊り下げられたランプは夜でも明るく店内を照らしたのです。<br />
<br />
ひとつめのランプが売れると、巳之助はその金で次のランプを仕入れ、次のランプが売れると今度は二個仕入れ、と商売を拡げて行きました。ランプは飛ぶように売れ、村は巳之助が願ったように明るくなり、そして、巳之助は更に遠くの村々を回りランプを売りました。<br />
<br />
ところがある日町に行くと、道の脇に木の柱を立てている男たちがいました。電気というものの通り道を作っているのだというのです。<br />
<br />
古いものが新しいものに取って代わられる。それは時には職を失うことにもつながります。しかし、私たちはこの話しを単なる感傷・ノスタルジーで語るのではなく、そんな事態になっても、より良いものを求め生きる人間のエネルギーとして表わしたいと考えています。<br />
<div><br />
</div></div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;"><b>キャラクター</b><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TGEe6-C7WdI/AAAAAAAAAM4/8QyIEvXYleg/s1600/01_10-07-d.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="440" src="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TGEe6-C7WdI/AAAAAAAAAM4/8QyIEvXYleg/s640/01_10-07-d.jpg" width="640" /></a></div><b><br />
</b></div><div class="separator" style="clear: both; margin: 0px; text-align: center;"></div><div style="margin: 0px;"><b><br />
</b></div><div style="margin: 0px;"><b>作画チーム</b>(作画監督補佐以上)</div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;"><b>監督 - 滝口 禎一</b></div><div style="margin: 0px;">(代表作 - 「”空の境界”第四章『伽藍の洞』」、TVシリーズ「無人惑星サヴァイヴ」ほか多数)</div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;"><b>キャラクターデザイン/作画監督補佐 - 高須 美野子</b></div><div style="margin: 0px;">(代表作 - 「二十面相の娘」、「リルぷりっ」)</div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;"><b>作画監督 - 友永 和秀</b></div><div style="margin: 0px;">(代表作 - 「姿三四郎」、「ルパン三世 風魔一族の陰謀」、「リトル・ニモ」、 「サイバーシックス」ほか多数)<br />
<br />
※初出記事において、高須様のお名前をまちがって表記しておりました。おわびして訂正いたします。</div><div style="margin: 0px;">------------</div><div style="margin: 0px;"><br />
</div><div style="margin: 0px;">各社の企画紹介、いかがでしたでしょうか。今後も、各社の制作に支障を来さない範囲で、制作の進捗状況などをお伝えしていければと思っております。ご期待下さい。</div>DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-67841989136529754752010-08-06T19:00:00.000+09:002010-08-06T19:00:03.252+09:00企画紹介:「キズナ 一撃」 / ascensionプロジェクト参加各社の企画紹介、第3弾は株式会社アセンションさん、「キズナ 一撃」(本郷みつる監督)をご紹介します。なお、ご紹介する情報は全て現時点の内容であり、今後予告なく変更されることがあることを予めお断りいたします。<br />
<br />
------------<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TFc-bDhkTHI/AAAAAAAAAMw/M584m2Df5OE/s1600/01_10-07-c.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="906" src="http://2.bp.blogspot.com/_JqYrP4_G4TQ/TFc-bDhkTHI/AAAAAAAAAMw/M584m2Df5OE/s1600/01_10-07-c.jpg" width="640" /></a></div><br />
<br />
<b>作画チーム(作画監督補佐以上)</b><br />
<br />
<b>監督 - 本郷みつる</b><br />
(代表作 - 映画監督作「映画クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」、「映画クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」、「映画クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」、「映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」、「映画クレヨンしんちゃん 金矛の勇者」、劇場映画「サクラ大戦 活動写真」他多数、TVシリーズ監督作「REIDEEN」、「デルトラクエスト」、「IGPX」、「クレヨンしんちゃん」他)<br />
<br />
<b>作画監督/キャラクターデザイン - 末吉 裕一郎</b><br />
(代表作 - 「カラフル」、「河童のクゥと夏休み」、「マインドゲーム」、劇場「クレヨンしんちゃん」シリーズ、TVシリーズ「クレヨンしんちゃん」等)<br />
<br />
<b>作画監督補佐 - 植村 淳</b><br />
(代表作 - 「カラフル」、劇場「クレヨンしんちゃん」シリーズ、劇場「ドラえもん」シリーズ、劇場「パーマン」)<br />
------------<br />
<br />
育成方針としては、「格闘シーンをウソなく丁寧に」描き、「長廻しの日常シーン、食事シーンなど、通常のテレビシリーズでは敬遠するようなシーンも取り入れ」、難易度の高いカットにも挑戦したいというお話しがありました。<br />
<br />
企画紹介も、最後にテレコムさんを残すのみとなりました。次回更新をどうぞお待ち下さい。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-6529879874066829264.post-54433494256911359802010-08-05T08:12:00.000+09:002010-08-05T08:12:51.921+09:00研究紹介1:アニメーション産業研究会「アニメーション産業研究会報告書」(平成14年6月)プロジェクトの企画作成にあたっては、多くの研究を参考にさせていただきました。今回は趣向を変え、若手アニメーター育成プロジェクトの基礎となった研究論文をご紹介します。<br />
<br />
アニメにおける人材育成に関する行政の取り組みは、これまで主としてプロデューサー育成とアニメーター・演出育成の2つの観点から進められてきました。今回は、先にプロデューサー育成をごく簡単に概括します。<br />
<br />
アニメーションが「産業」として認知され、行政による調査研究の対象とされたのは、ごく最近のことです。この分野における先行研究としては、 「東京におけるアニメーション産業集積の構造と変容」(半澤誠司 、経済地理学年報 47(4) 56‐70、2001年)や「<a href="http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0002941/4/020705contents-animation.pdf">産業 アニメーション産業研究会報告書 - 製作プロダクションによる自立したビジネスの確立に向けて</a>」(経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課[メディアコンテンツ課]、経済産業公報 (15085), 3-7, 2002年6月)等があります。なお、この年(2002年)の5月には、一般社団法人日本動画協会(当初は有限責任中間法人)が設立されています。<br />
<br />
後者は、アニメ産業に関する国レベルの調査研究報告としては、最も早い時期に記されたものです。同報告書は、その冒頭で既に<br />
「<i>アニメーションの製作過程の海外移転が進行しつつあり、現在の日本の産業界全体の問題である「産業の空洞化」がここでも顕著化しつつある。また、日本のアニメーションクリエーターは一般に厳しい労働環境に置かれており、将来の人材という基盤が失われつつあるのではないかとの指摘もなされている。</i>」(3頁)<br />
との問題意識を提示しており、日本におけるアニメーターの若手人材不足が、当時、既に問題となっていたことが分かります。<br />
<br />
同報告書は、現状認識について<br />
「<i>動画を中心とした製作過程を韓国、東南アジア等の海外に発注する大手製作プロダクションが増加しつつあり、国内に動画を描く者が減り、それが原画製作者にも影響し、従来のアニメーションクリエーター育成の過程が空洞化しつつある。</i>」(4頁)<br />
との見方を示した上で、この問題に対する対応の方向性として、<br />
「<i>今後、将来のクリエーターを養成していくためには、アニメーションクリエーターを目指す層の拡大を図ることが必要である。このため、アニメーション業界全体として、人材の育成方策について検討する必要がある。</i><br />
<i>しかし、たとえアニメーション業界を目指す者がいても、現状ではプロダクションは自社で人材を養成するための資金的余裕がなく、また有能なクリエーターが存在しても低賃金や厳しい労働環境を忌避して他の業界に流出してしまう。この状況を打開するためには、プロダクションが自立したビジネスを主体的に行うことによって、適正な報酬を確保する本来あるべきビジネスモデルを確立することが不可欠である。プロダクションに十分な報酬が行くようになれば、自社内で人材の育成を行う余裕も生じ、またクリエーターの処遇も改善するものと考えられる。</i>」(4頁)<br />
との方針を打ち出しています。<br />
<br />
若手アニメーター育成プロジェクトは、アニメーターの育成を主眼としていますが、このプロジェクトだけでこの問題が解決できるわけではありません。抜本的に日本国内におけるアニメーターを含めたアニメ制作に携わるクリエーターの人材育成を実現するにはどうしたらよいか、という命題については、私も今のところ、この基本方針しかないだろうと考えています。つまり、<br />
<br />
<ol><li>アニメーター、演出家や制作進行等を含めたアニメ制作に携わる制作者達に対し、対価を提供するプロダクションが適正な収益を確保できる環境を実現する。</li>
<li>プロダクションは、確保した収益の中から制作者に対して適正な報酬を支払い、自社内で人材の育成を行うことによって、自社の制作力=競争力を高める。</li>
</ol><br />
というサイクルです。今回のプロジェクトは、監督・プロダクション主導で製作/制作された作品の著作権を委ねることにより、ささやかながらもこの基本方針の実現に向けた一助となることも狙っています。<br />
<br />
報告書の翌年、経済産業省は「<a href="http://www.meti.go.jp/policy/media_contents/">コンテンツプロデューサー育成カリキュラム</a>」と題し、プロダクション主導の新たなビジネスモデルを実現する人材の育成を目指したプロデューサー育成の取り組みを始め、その方向性は今年度(平成22年度)も「<a href="http://www.meti.go.jp/press/20100628002/20100628002.html">米国フィルムスクールにおける留学支援制度の実施</a>」等として、継続されています。必ずしも即効性を期待できる取り組みではないだけに、これらの成果の程はまだ分かりません。しかし、現状の根本的な打開には必要不可欠である以上、粘り強い取り組みを期待したいですね。<br />
<br />
研究紹介の次回は、本プロジェクトが理論的基礎とさせていただいた独立行政法人 労働政策研究・研修機構の労働政策研究報告書 No.25「<a href="http://www.jil.go.jp/institute/reports/2005/025.html">コンテンツ産業の雇用と人材育成</a>」をベースに、アニメーター人材育成のこれまでと本プロジェクトの位置づけをご紹介します。<br />
<br />
なお、この<a href="http://www7a.biglobe.ne.jp/~animation/thesis.html">サイト</a>には、今回ご紹介した論文を含め、アニメーションに関する様々なレポートや論文が紹介されています。興味のある方は、どうぞご参照ください。DaisukePhttp://www.blogger.com/profile/07677262650966587220noreply@blogger.com