この度、JAniCAは文化庁の平成22年度若手アニメーター等人材育成事業(若手アニメーター育成プロジェクト)にかかる業務の採択を受けることができました。私も、JAniCA副代表でアニメーターの神村幸子氏と一緒に、プロジェクトマネージャとしてこのプロジェクトに参加します。
この事業は、メディア芸術であるアニメーションの振興に向けた取組の充実を図るため、将来を担う優れた若手アニメーター等の育成を推進し、もって我が国アニメーション分野の向上とその発展に資することを目的として、平成22年度より新規事業として実施されることになったものです。
プロジェクトでは、募集にご応募いただいた制作会社等の中から、アニメ業界内の有識者による選定・評価委員による選定を受けた4つの制作会社において、一線級の監督の下、若手アニメーターを積極的に起用した制作スタッフにより、平成23年1月末までに、それぞれ現在テレビ放送で主流の30分枠に合わせたOP、ED含め23分程度の短編オリジナルアニメーション、計4作品が制作されます。プロジェクトの主目的は、この制作過程におけるオン・ザ・ジョブ・トレーニングとその実践によるノウハウの獲得・普及です。なお、プロジェクト終了後における作品の著作権は、原則として各制作会社に帰属することになり、また主要制作スタッフについては一定の二次配当権が与えられる見込みです。
年度内の作品完成という厳しいハードルをこれ以上高くすることのないよう、プロジェクト事務局では可及的速やかにプロジェクトの実施準備を進めています。プロジェクト計画書を含めたプロジェクトに関する資料は、5月7日(金)の応募社向け説明会開催後、JAniCAホームページで公開を予定しています。