2010年7月15日木曜日

全体会議を開催しました

7月12日(月)、文化庁、受託制作会社4社とプロジェクト事務局が参加して、若手アニメーター育成プロジェクトに関する全体会議が開催されました。



会議では、各社から作品(企画)の概要、プロジェクト参加の理由、このプロジェクトを通じてアニメーターの育成に対し、どのような方針で取り組みたいと考えているか等について、それぞれ発表をいただきました。各社各様、それぞれのお立場と捉え方で、このプロジェクトを関係するスタッフ、自社、そしてひろくは業界のために活かそうとしている真摯な姿勢と議論を直接、伺うことができました。

こうして、業界で日々頑張っておられる皆様の生の声が文化庁の担当者の方々に直接伝わることも、このプロジェクトの意義の1つであるように感じました。また、日本でアニメーションを作ること、アニメ制作会社の今後、アニメーターを育てることやアニメーターのキャリアパス等々について、各社のプロデューサーの方々の率直な意見交換も聞き応えがありました。

各社の企画内容については、今月下旬ころから、このブログにてご紹介していく予定です。

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8月後半の作画インに向けて、今これからがプリプロダクションの山場です。本プロジェクトにご参加いただく若手アニメーターの方々を含めたスタッフリストも、ほぼ固まりつつあるとのこと。現時点の見込みでは、三十数名の若手原画アニメーターの皆さんにご参加いただける見込みです。

次回は、これら若手原画アニメーターの皆さんについて、「限られた時間と条件の中で、育成効果を最大化するにはどうすればよいか」、ご検討を頂いているアニメーター育成検討委員会の活動状況について、ご紹介したいと思います。